北関東の防犯・防災用品のことならハマ商店の【火災対策：初期消火について】 | 北関東の防犯・防災用品のことならハマ商店

【火災対策：初期消火について】
いつどこで火災に遭遇するか分かりません。
もし、今いる場所で火災を発見したらどういう行動を取るべきか、「非常口は？」「避難経路は？」「消火器の場所は？」これらを日頃から意識することでいざという時に素早い行動がとれると思います。
火災を発見した時にやるべきことは「１１９番通報」「消火」「避難（避難誘導）」の３つがありますが、その状況に応じて何を優先すべきかは変わってきます。命を守る行動が最優先ではありますが、もし消火できる段階で避難してしまうと被害が拡大してしまいます。
火災発見の際、避難すべきか、消火すべきか悩むことにならないよう自分で消火できる「初期消火の限界」を知っておく必要があります。
◆初期消火の限界
初期消火の限界は「炎が天井に達するまで」と言われており、天井まで燃え移るほど炎が拡大してしまった時は避難を最優先してください。
◆消火に役立つアイテム
初期消火には次のようなアイテムが役に立ちます。
■消火器
使い方は簡単ですが、いざという時あわてて使えないといったことがないよう、普段から使い方を訓練しておくことが望ましいと思います。
■水バケツ
たった１杯のバケツの水でも大きな消火能力を発揮します。
バケツ１杯の水を一気にかけるよりもコップを使ってバケツの中の水を少量ずつ何度も振りかけて消火する方が効果的であると言われています。
※ただし、天ぷら油火災の時は絶対に水を使って消火してはいけません。大変危険です。水をかけると爆発的に燃焼してしまい、火災を拡大させることになります。天ぷら油火災には濡れタオルをかけて空気を遮断して消火する方法があります。
■牛乳パック
冷蔵庫にある牛乳やジュースも初期消火には有効で、牛乳パック等の口を火元に向け押し出すようにかけると２～３回に分けて放出できます。飲み終わったパックで実際に練習してみると良いでしょう。
■消火ボール
水の１０倍の消火能力がある商品で、使い方は簡単で、火元近くの床や壁に向かってボールを投げるだけです。（当店でも取扱中です。）※天ぷら油火災には使用できません。

どうか普段から火災予防に努めて頂くとともに、万が一火災に遭遇した時自分はどうするかについてもイメージトレーニングをしていただければと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                    　参考文献　『防災士教本』日本防災士機構